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同人誌即売会やハンドメイドイベントで人がこない、売れない理由

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同人誌即売会やハンドメイドマーケットなど、個人間での売り買い(同人誌即売会は頒布ということになってますが)は毎年盛り上がりを見せているように思えます。

その一方で「初参加したけど全然売れなかった」と悔しい思いをする人もいるでしょう。

このような個人間でのイベントでも一般的なビジネスをやるときの考え方と通ずるものがあります。

参加する前に知っておきたいことを解説したいと思います。

同人誌即売会やハンドメイドイベントで1つも売れない

イベントはサークル参加する前から結果が決まっている

よく「イベントに売り手で参加すれば色々な人が立ち止まってくれて、あわよくばじゃんじゃん買ってくれる」という想像を抱く人は多いはずです。

しかし、現実は少し異なります。

 

というのもイベントは参加する前から結果が8〜9割決まっているため。

その理由としては下記になります。

  • 多くのお客さん(同人だと一般参加者)はすでに目当てのサークルがある人が多い
  • 大規模イベント(コミケetc)だとサークル参加者が莫大で「なんとなく探す暇」が少ない
  • 小規模イベント(地方イベ)だとそもそもの入り(参加者)が少ない
  • 愛好者の少ないジャンルや分野はそこから更に母数が減る

端的に言えば「イベントに参加することで自分のファンが来てくれるから賑わう。以上」となります。

この手のイベントはファンを作る場ではなく「ファンとの交流の場」であることを理解していないと、当初想像していたような結果が得られず落胆してしまいやすいでしょう。

 

とはいえ「いやいや、偶然知ってくれてファンになってくれることもあるよ」という人もいると思います。

確かにそれはあります。

が、それを目当てにするなら何回も参加する必要があり、初参加では悲しい思いをするのは避けられないでしょう。

 

昔はネットなどで簡単に情報も得られないため「イベントで掘り出し物を見つける」ような楽しみ方もあったと思います。

しかし現代ではネットで基本的な情報は容易に手に入るため、むしろ「好きな作家との交流のために行く」という楽しみ方をする人が多くなったように思います。

 

実際に某ジャンルで有名な作家が、とある大規模イベントに初参加した際の一部始終を見ていたことがありました。

有名サークルを差し置いて長蛇の列です。初参加ですよ?

イベントのために用意した作品やグッズは秒殺で完売。

商売楽勝、笑いが止まりませんね。

現在のイベントは(一部で有名になった)人が突如参入し商業的に活用する傾向にあります。

 

その横で和やかに交流しているサークルさんも多数ありますが、つまりはネットで少しでもファンを作ってから参加するのが「イベントで楽しい結果を得る」ための必須準備となります。

新規はイベントそのものでファンを作ろうとするとほぼ不発に終わるのが今のイベントです。

 

「初参加で一部も売れなかった」の人のまとめが何のレポにもなってなかったので、サークル初参加のエピソードやアドバイスを集めてみた。

例外

イベント中にツイッターなどでバズるような作品があるなら「ちょっと見に行ってみよう」という人は一定数いるかもしれません。

ただそれらはネタ系であったり面白い作品であって、一般的なジャンルに属するような創作ではないことが大です。(=かなり個性的かつ共感を呼べるもの)

 

イベントでファンを集めるなら地方イベント

しかし、イベント初参加はともかく「定期的にイベントに参加してファンを集める方法」はあるにはあります。

それは地方イベントです。

地方イベントにも「参加サークル50にも満たない学園祭の展示室レベル(小規模)」のものから「参加サークル100以上の結婚式披露宴会場レベル(中規模)」のものまであります。

 

これらのイベントは正直な所、いつも参加者(サークル・一般ともに)が同じで代わり映えしないことが多く、違うサークル参加者がいると「おっ?」となります。

一般参加者もすでに仲良くなったサークルとの交流を目的に足を運ぶ反面「なにか面白いものはないかな〜」とフロアを何回も回遊するので、コミケなどのように長蛇の列でゆっくり見れない&会話もままならない状況はありません。

むしろ会話したい人が長時間サークル前に張り付くなんてことも多く、コミュニケーション密度はかなり濃いといえるでしょう。

 

このような地方イベントはネットではない知名度の獲得先として有効だと言えます。

 

そもそもイベントなのか?を今一度考えてみる

よく「今や作家向けのイベントはクオリティの高いプロの主戦場となり、アマチュアなど見向きもされない」と嘆く人がいます。

本当にプロに席巻され、アマチュアは見向きされないなら「じゃあプロになるか諦めろよ」としか言えませんが、もう少し考え方を変えて「自分の作品を好いてくれる人はどんな人だろう?どこにいるだろう?」と考えてみるのはいかがでしょう。

 

今の自分が受け入れられていないと思うなら、自分に変われば現状は変わっていくでしょう。

少なくとも自分が変わらないまま周りが変わってくれることは滅多にありません。

もしかしたら「そもそも自分はイベントじゃない所で活動した方が良い可能性」すらあります。

 

例えば「絵をじっくり腰を据えて描くのは苦手だけど、色付けなしでラフに描くのは得意」という人はライブアーティスト向きなんです。

つまり「時間をかけ本などを残す作家」より「依頼を受けてササッと書いちゃうライブ性のある作家」のほうが活路があるかもしれないという話。

 

インスタなどで紙以外のモノにササッと書いている様子を動画で投稿する活動もアリですよね。(スピーディに描くさまが見てて面白い)

作家活動などをしようと思ったとき「みんながイベントで作品を頒布しているから」と同じことをすると窮屈で結果も出ない人は必ず出てきます。

 

さいごに

どこかで知名度を得た人はハシゴを掛けかえるだけ

どこかで知名度を得た人はその知名度を他の場所に移すことが可能です。

多くの場合、新規で始めた人よりも圧倒的に有利になるでしょう。

例えば芸能人が主戦場をテレビからYouTubeに移すようなもので、すでにファンがいるから開設数ヶ月で登録者が何十万人になったりするような。

 

つまり、イベントで望むような結果を得たいのに得られていないなら「場所を色々変えてみる」というもがき方は意外と意味があるものだと考えます。

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