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コスパ厨がうざい!うざがられる理由を考えてみる

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家電はもちろん、衣料品や日用品といったありとあらゆるものが安くなりました。

品質の差は広がったもののとりあえず新品が買えてしまう世の中ですが、それに伴い発生した言葉が「コスパ」です。

コストパフォーマンスの略であり「コスパが良い」とは値段の割にモノが良いとされたり、便利なものを指して使われます。(費用対効果ともいう)

コスパ厨がうざがられる理由

コスパが良いかどうかは個々によって違うため

なんでもかんでもコスパフィルターを当ててジャッジする人はうざがられ嫌われています。

それはなぜかというと「コストパフォーマンスの判断基準は人によって異なるため」と言えるでしょう。

 

例えば

  • ファッションに興味のない人がユニクロの服を15年着ている=その人にとってはコスパが良い服
  • ファッションに興味のある人がZARAやH&Mのお手頃な服をワンシーズンだけ着ている=その人にとってはコスパが良い服

両者が言う「コスパの良さ」は視点が異なるため、共感し合う日恐らく来ません。

 

前者は「長く着れる丈夫さと価格」をコスパの優先判断材料にしていますし、後者は「オシャレな服なわりに安い価格」を優先判断材料にしています。

実際はこれらのパラメータが人により複雑に設定されており、多様な視点でのコスパの良さがあるでしょう。

 

 

もしあなたが「値段は高くても長く着れる服を買うようにしている」という考えを持っていたとします。

そんな時コスパ厨の友人がこう言いました。

たけ美
高い服とかコスパ悪いっしょ!モノはいいのかもしれないけどさ〜。
ZARAとかH&Mならもっと安く買えてガンガン着回せるのに〜もったいな〜。

衣類に限らずこのような発言をされたことがある人も多いでしょう。

 

友人は「安い服をたくさん着回した方がよくない?」という価値観を押し付けていますが、価値観が違った時の言い方に問題があります。

値段が高い服は(全てじゃありませんが)縫製や生地も良いものが多く、加えてブランド的価値もあります。

  • いつも着て満足できる
  • 大事に扱う気持ちが芽生える
  • 着古しても古着屋などで買い取って貰える
  • 周囲から良い服を着ているという印象を持たれる

つまり上記の視点からコスパを考えるなら、安い服はむしろコスパが悪いことになるでしょう。

「私はワンシーズンしか着れなくても色々な服でオシャレがしたいと思う派だけど、高い服を長く大事に着るのもいいよね」と言えば穏便に済みます。

自分目線のコスパで一刀両断しようとするから嫌われるのです。

 

「まず第一に安いこと」で条件固定しているため

コスパが良いものとは「安くて質がよい(or使える)もの」に限りません。

日本語にすれば費用対効果なのですから、費用に対して効果が高いと感じるものは総じてコスパが良いと言えるのです。

そしてその費用と効果とは個々によって異なります。

 

例え200万円の高級腕時計でも、それでモチベーションが上がったり女性や取引先から一目置かれた気がするのなら(その人にとっては)コスパが良いのです。

 

コスパ厨と呼ばれる人はだいたい「安くて使えると思うもの」ばかりに集中して発生します。

時に「それは金銭的に限られた選択肢から個人的な最善を選んだだけでは?」と思わざる得ない言動を見聞きすることもあります。

 

それを「コスパが良い」という言葉で包み込むのは違う気がしています。

「使えるものがたまたま安かった」のと「安いものの中で使えるものを選んだ」では意味が全く異なります。

  • 使えるものがたまたま安かった・・・価格を前提条件に入れていないので、可能な限り豊富な中から選ばれたと言える
  • 安いものの中で使えるものを選んだ・・・高いとされたものは確実に弾かれていると言えるため、本当に費用対効果が高いのか不明

安さが正義になったコスパ厨はその価格帯以上の何かを得られる可能性を失います。

それに加えてコスパの視点が個々によって異なることを加えると、他人が言うコスパなどという言葉に何の意味もないと気づきます。

 

ここで価格帯ごとに発生する◯◯厨ついて説明します。

低価格帯には

コスパ厨・原価厨

原価厨とは人件費や加工費などを勘定に入れず「これが800円?ぼったくりじゃん!」などとわめく人のことです。

所々で「なるほどね〜自分はウラ側(原価)を知ってるよ」と知った風な感じで当たってくる人もいますが、本当に原価しか知らないようです。

「実は◯◯って◯◯円で作れるんだよ」とトリビアのごとく他人に吹聴するため、時に「◯◯円で売れるものをこんなに高い値段にしているの!?」と勘違いさせてモンスター化を促す。タチが悪い。

低価格帯に湧いてくるコスパ厨とは食い違う部分が少ないため二人は仲良し。

 

高価格帯には

高価厨・ブランド厨

高価厨、ブランド厨とは価格の高いモノだけを至高として、それ以外を下に見た発言ばかりする人のことです。

「それいくらだった?」「それどこのブランド?」などと値段やブランドを探っては高級じゃないと知るや安心したり勝ち誇った表情をします。

手作り品を馬鹿にしたり、ブランドヒエラルキーへのこだわりが強いうえ、だいたい自分に自信がなくぶっ叩くとすぐに折れる豆腐メンタルの持ち主です。

品質を見ているのではなく、単に数字でしか価値判断ができていないため容易にだまされる可能性を秘めている。

 

コスパ厨や原価厨、あるいはどこにも属さない人とはわかり合えないものの、彼らを下に見続けられるので居心地は良い。(ただし裏で嫌われている)

同じ高価厨・ブランド厨をマッチングすると「どちらが上か」で陰湿なマウントの取り合いになる。

 

さいごに

損したくない、損をしていないと確認したいだけの言葉

結局、コスパコスパと言いたがる人は単に「自分のいる側を正当化したいだけ(コスパが良い=損してない)」のようにも思えます。

安いものを選ばざる得なくても「これはコスパが良い」と言えばカッコが付きますからね。

 

また、良し悪しを判断できない人の背中を押すセールストークにもよく使われているため、コスパという言葉はむしろ人や自分を欺くための専門用語として認定して差し支えない気もしています。

 

たけのこ
安物を「これ安もんだからあんま良くなくてよ〜(笑)」とか前向きに認めながら愛用している人が一番カッコよく感じます。

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